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いざ、禁煙を始めても、一本吸ってしまえばもうそこでお終いです。
 タバコを吸いたいという欲求に耐えられず、禁煙が失敗する人も少なくありません。
 ではどのような人は禁煙に挫折して、どのような人は禁煙に成功するのでしょう。ここでは禁煙の挫折についてまとめていきます。


 〔禁煙できない理由〕
 禁煙の障害となるのは主に2つの理由です。
  
 ・ニコチン依存症
 これは喫煙することで、神経伝達物質のバランスが崩され、それらの物質が司っていた心の働きが乱されるというものです。
 この症状はタバコを吸うと気分が落ち着きますが、それはタバコの害であって効用ではありません。

 

心理・行動的依存症
 食事の時に吸う、人と話すときに吸うといったように、ある行動をしているときに必ず吸っていると、それが習慣化していきタバコなしで行動が出来なくなっているのです。

 

禁煙失敗の最大の理由はニコチン依存症ですがそれはニコチン代替療法で対処することが出来ます。対して心理・行動的依存症はニコチンパッチでニコチン依存症を軽減しても同じ行動パターンをしていれば吸いたくなってしまいます。ですから、禁煙をしたいというならば、行動パターンを変える。喫煙者のそばに行かない。代わりにガムを噛むといった行動で習慣から抜け出すことが必要です。
   
 〔禁煙に失敗した人たち〕
 喫煙者の内4,5人にひとりは、禁煙にたびたび挑戦しては失敗しているといわれています。そのような人は、もう禁煙をしたくないのかというと、そうではありません。


 禁煙に1度は失敗しても、またいずれは禁煙をしたいという人が多いのです。

 もちろん、禁煙をする理由が様々です。健康のため、タバコの増税があれば、お小遣いに負担となるからやめたい。などなど健康、経済的な理由で禁煙をしたいと考えていながら、失敗してしまうのです。

 そこで面白いデータがあります。昨年12月にノバルティス ファーマという会社が行った調査 によると禁煙に失敗した喫煙者の禁煙方法の6割近くが「気合いとガマン」だけで禁煙にチャレンジをしていたというものです。
 
 つまり、禁煙によってもたらされる禁断症状(ニコチン離脱症)に精神的な方法でした対処しなかったということです。もちろん、その方法を行った人には成功する人もいます。とはいえ、失敗が成功を上回っているという結果は動かしようもないない事実です。

 また、その禁煙に挫折した人の54%が「仕事のストレス」から、51%が「抑えきれない衝動」つまりニコチン離脱症のために再喫煙をしてしまったということです。

 仕事のストレスに関しては、生活のために仕事をすることは避けられません。ですから、ある程度のストレスを抱えることは仕方がないことです。
 ニコチン離脱症にしても、ある種の薬物依存症と同じですから、本人の意思ではどうしようもないほどに大きな衝動が出てくることは無理からぬことです。
 
 従って、禁煙に挫折することを喫煙者の意志薄弱ということは、ある一部では正解かもしれませんが、完全に正しいわけではありません。


 〔成功者との違い〕
  禁煙に挑戦した人の中で成否がわかれる一番の点はなんでしょう。


  それは、禁煙が成功するかどうかは禁煙方法を知っているかどうかということです。禁煙とはニコチン離脱症というストレスを抱えることです。ですから禁煙外来を受診してニコチンパッチによる無理ない禁煙を行ったりすれば、その成功確率は格段に増えます。禁煙外来を受診した場合成功確率は7割近くまで上昇します。また、今の時代禁煙に関する情報はネットで検索できます。ネットサーフィンで情報を仕入れた場合も同程度の7割程度の成功確率となります。とはいえ、ネットで調べた場合、禁煙外来にかんする情報もし入れることが出来るので、その二つの項目においては、共通する人がいるかもしれません。

 そのことを加味しても、高い成功確率は事実ではありますが。
  
 もうひとつ、興味深い実験 があります。アメリカで喫煙者が禁煙して成功した人と失敗した人を比較した場合、それぞれに共通点があるということがわかりました。

 それは最初のタバコを吸ったときに、ニコチンの渇望がいやされる度合いが強ければ、禁煙に失敗するということです。つまり、タバコをおいしいと感じることが、禁煙の障害になるわけです。
  
  以上のことを踏まえると、タバコに対する欲求が高い人は禁煙に成功するには、禁煙外来などの助け、および禁煙に対する知識が必要となるということですね。

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